無料で作る 自分で作る 電子書籍 第1回 電子書籍を作る

  • 2006/04/23(日) 17:23:06

電子書籍を作る──安く手軽に本を発行する方法

「無料で作る 自分で作る 電子書籍──TXT形式の電子書籍はメモ帳だけで出版できる。」ではTXT形式の電子書籍を作るためのテンプレートを配布します。まずは電子書籍、そしてTXT形式についてお話しましょう。
(※この記事は【無料で作る 自分で作る 電子書籍】を再掲したものです)


電子書籍……って何だそれ?

電子書籍をご存知でしょうか? e-Book、電子本、デジタルブック、呼び名も種類(規格)も数多くありますが、紙ではなくデジタルデータでできた本のことです。日本でも既に小説や漫画、辞書などの電子書籍が発売されており、パソコンや携帯電話、PDA、PSP、iPod、電子書籍専用機(シグマブックやリブリエ)などで読むことができます。大別して「インターネットに接続した状態で読むオンライン型の電子書籍」と「インターネット接続を切った状態で読めるオフライン型の電子書籍」があります。ここでご紹介するTXT形式はオフライン型のひとつです。オンラインでも読むことができますが、お使いのパソコンや携帯電話に保存しておけば接続しない状態でも読むことができます。


TXT形式とは

もしあなたがWindowsをお使いなら「メモ帳」に何か文字を書いて、保存してみましょう。そのときにできる拡張子.txtのファイルがTXTファイル(テキストファイル、またはテキスト文書)です。TXTはファイルサイズが小さく、多くの機種に対応している、他の形式への変換もしやすい、たいへん汎用性の高いファイル形式です。また基本的な形式なので、将来規格がなくなって扱えなくなる可能性が低いことも特長です。扱えるのは文字のみで、画像や音声、動画は書き込むことができません。


電子書籍を作ろう!

一度は本を出してみたいけど、今のところ出版社から出してもらえるアテはないし、自費出版はお金がかかるし、何百冊も作っても置き場所もないし。でも、本は作ってみたい。そんな場合には電子書籍を作って──発行してみましょう。

TXT形式なら。

  1. 無料で作ることができます(パソコンなどが既にある、無料で作業できる人がいる、などの場合)。
  2. 自分で作ることができます(自分で作業できる方のみ)。
  3. 置き場所に困りません(CDーROM1枚に文庫本数千冊相当のTXTが収録できます)。
  4. ページ数を気にする必要がありません。
  5. 増刷、改版が簡単です。
  6. インターネットでダウンロード販売・頒布することも可能です。

作ってみて「やっぱり紙の本がいいな」と思ったら、印刷用の原稿を作る素材にすることだってできます。


TXT形式の電子書籍を作るのに必要なもの

最低限これだけそろえれば作れます。

  1. パソコン(テキスト編集ができるなら携帯電話でも何でもOK)
  2. テキスト編集ソフト(メモ帳やワードパッドなど)
  3. 本にしたいテキスト(小説やエッセイなど)
  4. テキスト編集ができる人

どうしたら本になるのか

コピー用紙をホチキスでとめただけなのに、本(小冊子)に見えるものがあります。本と紙束との差はなんでしょうか。──ポイントは「パッケージ」です。

本に必ずついている表紙というものは、本の顔です。タイトルは何で、作者は誰か、どんな内容なのか、などを表す宣伝広告でもあります。そして、その中身を包んでひとつにまとめるという「パッケージ」の機能も持っています。表紙を切り取って、ページを1枚ずつバラバラにした本を思いえがいてみましょう。それは本? それとも紙束でしょうか? ひとつにまとめる(パッケージングする)ことで、紙束は本になるのです。


いくらパッケージしたからといって、本当にTXTで本が作れるのか? と思われるかもしれません。でも「メモ帳」でメモ書きはできますよね? そのメモ書きを本にする方法は次回「第2回 テンプレート──雛形の使い方と説明」でご紹介します。


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